理解

為替デリバティブの問題についてみなさんはご存知でしょうか?
2004年から2007年頃にかけて、一時1ドル115円から120円くらいまで円安が進行しましたが、その頃大手の銀行は、優良な中小企業等に対して、円安時に利益が受けられる商品として為替デリバティブと呼ばれる商品を大量に販売しました。ところが、2008年のリーマンショックの頃から一転して円高が進んだために、多額の損失を受ける企業が続出し、本業が順調であるにもかかわらず会社の維持が難しくなるという事態も発生しました。

為替デリバティブ取引は、企業が為替相場の変動に伴うリスクを回避するものとして、販売されました。企業側も回避できるならということで購入者は増加していきました。
これらの為替デリバティブの商品は、限られた円安の局面では利益が得られる一方で、一定額以上に円高が進むと利益が一気にゼロになったり一時に多額の損失が発生し、しかも円高の局面では為替相場の2~3倍に比例した損失を発生するというのが典型ですが、条件が複雑で、リスクの質・量が理解しづらいです。一般的な為替予約と異なり利益と損失が非対称であり、為替リスクヘッジの手段としての合理性もあやしいです。
また、長期の為替変動を予測することは困難であるにもかかわらず、これらの契約は契約期間が極めて長期に設定されているため、円高に振れた場合のリスクは際限がなく、中途解約しようとすれば多額の違約金を請求されるため、事後的なリスクコントロールが不可能なのです。
さらに、契約時の費用がゼロに設定されていることから(ゼロコスト)、リターンとリスクが互いに見合っているはずですが、顧客はそれを検証することが不可能です。






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